平成20年度事業計画

1 基本方針

 公益法人制度改革関連法(一般法、認定法、整備法)がいよいよ本年12月1日より
施行される。新制度への移行期間は今後5年間である。協会として定款に掲げる事業
の性格からは公益社団法人への移行を求める立場であるが、併せて移行条件の細目
等を確かめつつ、将来の活動に最適な形態を検討することも欠かせない。この問題に
ついて特別委員会・理事会を中心に引き続き慎重に取り組みたい。
 併せて新法への対応を含め、定款その他の規則、組織及び運営面の見直しを進めたい。
 近年会員の高齢化による会員数の漸減傾向が続き、協会活動への影響が懸念される。
会員の増強に努めるとともに、女性や若手会員の増加を図るための方策を検討し、推進
したい。

2 実施の重点

 A 事業の推進

  (1) 日中環境事業

  ・平成18年10月に開始した「北京日中民間友誼林」植林事業は、北京環境保護
   基金会をカウンターパートとして本年慶も20ha(2万本)の植林を予定している。
  ・平成19年10月から3年間計画で開始された「西安市臨潼区日中友好林」事業は、
   日中緑化交流基金の助成によるもので、西安市郊外の臨潼区において黄土高原の
   緑化及び土壌の荒漠化防止を自的に行う。約100ha(12万6千本)の植林が計画
   されており、今年度は27ha(4万1千本)分を予定している。
    また、平成20年4月下旬、理事長を団長とする植林ツアーが現地を訪問し、植樹
   記念碑の除幕及ぴ中国の人たちとの合同植林に臨む予定である。

  (2) 中国問題研究

  ・中国の政治・経済・社会に関わる研究は「アジア研究懇話会」を中心に続けられて
   いるが、本年度もその一層の充実を図ってまいりたい。'過去2回にわたり主催した
   日中コミュニケーション問題シンポジウムについては、機会が得られれぱ前向きに
   取り上げてまいりたい。なお、中国問題研究の組織的位置づけは別途行い、「中国
    問題研究所」については定款見直しの際に処理する。

  (3) 国際善隣学院

    ここ数年漸減してきた入学生の数が平成19年4月生は1名、9月生は8名となり、
  学院全体では学生数25名で年度末を迎えた。今年度は中国の広い地域から良質
  の学生を募集できるよう、積極的かつきめ細かいPRに努めたい。
    なお、平成19年度に中国大使館から合作対象法人資格認定証明書が与えられ、
  入国管理局からは適正校の判断が、また日本語教育振興協会からは認定校の証明
  が得られた。これまで学生生活の指導などにきめ細かい配慮を払ってきたことの成果
  であり、今後ともこれを継続していきたい。
   また教科指導に加えて、進学受験の際に必要な自分の意見・考え方をはっきり表現
  できる能力を養う模擬試験を頻繁に行うなど、進路指導の面でもこれまで同様努めて
  いきたい。

  (4) 国際交流事業

  ・日本政府(JICA)の実施する「青年研修事業」(従来は青年招聘事業)の都内受け
   入れ団体として平成19年はフィリピンから環境保護(廃棄物処理・リサイクル)
   分野の青年15名を受け入れ、都内、地方で研修を行なった。平成20年度も本
   計画による青年研修の継続を期待している。
  ・JICAの「草の根技術支援事業」の助成を得て、平成20年度、21年度に亘り、
   中国寧夏回族自治区において「寧夏紅寺堡飼料用桑栽塔モデル圃場建設と研修」
   プロジェクトを実施する。桑を栽培して砂漠化を防止するとともに、放牧から畜舎飼育
   に転換しつつある羊の飼料としての用途を開拓するもので、植林効果及ぴ農民の
   所得増への貢献が期待される。

 B 援護活動(中国 東北関連事業)

  中国残留邦人の支援交流活動を中心として、次の事業を行う。
   ・中国残留孤児問題全国協議会の加入団体として、同協議会事業への協力。
   ・中国残留孤児肉親調査団への支援。
   ・中国残留孤児帰国者の交流事業への協力。
   ・その他の中国東北関違事業。

 C 広 報活動

  ・講演会、アジア研究懇話会、またはフォーラム等の記録を中心に『善隣誌』の
   主要記事を作成、協会通信と共に魅力ある紙面づくリに取り組む。
  ・情報発信手段としてホームページの拡充に努める。特別企画や委託事業などに
   ついてもホームページを活用して周知に努める。
  ・『善隣誌』を東アジア問題研究機関や研究者に配布し、協会の宣伝活動と読者
   の拡大に繋げてまいりたい。

 D 会 員の確保と教養活動

   新会員の拡充及び会員の協会活動への参加を増進するため、下記のプログラム
  を行なう。

  ・会員懇親会の定期的開催。
  ・新会員歓迎会の随時開催。
  ・会員間の相互交流を図る懇親会の実施。
  ・会員を対象とした名所・旧蹟及ぴ諸施設の見学会、日帰り旅行及ぴ海外等ツアー
   の実施。
  ・新会員の常任委員会への積極的参加を促す。

  ・中国問題・時事問題、その他会員の希望するテーマの講演会・フォーラム・会員
   フォーラムの充実を図る。
  ・講演会・フォーラム・会員フォーラムの毎月開催。
  ・夜間講演会(アジア研究懇語会・第三金曜日)の実施。
  ・若手会員獲得のため、夜聞の特別企画を検討、実施。
  ・俳句・謡曲・書道・囲碁・麻雀・ゴルフ等の同好会の運営に協力すると共に、その他
   新規同好会の設立を図り、会員活動の活性化を図る。

3 委員会

 次の常任委員会及び必要に応じて設けられる臨時・特別委員会の積極的な活動により、
協会事業および活動の推進・展開を図ります。
   環境委員会  学院協力委員会  国際交流委員会  講演委員会
   広報委員会  会員委員会  東北委員会  <特別設置>組織研究会

4 関西地区

 本年度も本部との定期懇談会を催し交流を図る。協会の現状と問題への取組みについて
説明を行う。

                                                    以上