国営企業のトップを世界から
国務院国有資産監督管理委員会の李栄融主任は、今後国有企業主要管
理者の選抜は段階的に公募の形式を実施し、国有企業も国際競争の中で
人材確保に努めると述べた。
同氏はこう説明する。企業を才能溢れる集団にするために、一部の
企業はまず「副社長」ポストからグローバルな人材公募を始めている。
選ばれた人材は一年目の試用期間に合格すれば三年の契約を結ぶ。条件
が整えばさらに最高責任者の公募も行っていく。他の企業に国営企業か
ら優秀な人材を持っていかれるばかりにはしておけない、彼らに習って
人材を発掘せねばならない、と彼は一言う。
報酬が高いことを心配する必要もない。高給だからこそ、能力に期待
できるというものだからだ。それに、実際のところ、昨年採用されて才能
を発揮した人材は高額の報酬を要求していないというのだ。多くの人は
国有企業経営の実績が白分の経歴をより豊かにしてくれると考えて、応
募しているのだ。今年は南アフリカ籍の中国人が採用され、非常に顕著
な業績を上げたが、彼は一年に二元という名目ばかりの年俸を申し出て
いるのみだという。(『経済日報』2004年10月19日)
人口構成の変化
近年、新生児の女児に対する男児の比率が上昇を続けている。女児百
人に対し1981年の108.47人から2000年には116.92
人に上昇している。正常範囲の103から107を大幅に超えている。
さらに、広東省や海南省は220を超えており、世界で類を見ない比率
となっている。
同時に老齢化も進んでいる。65歳以上の人口が総人口の7%以上
の社会を高齢化社会と呼ぶが、現在中国の65歳以上の人口は8800万人で、
人口の7%に達している。試算では、2020年には11.8%となる見込みで、
今世紀半ばには四人に一人の割合になるのではないかと予想されている。
(『羊城晩報』2004年10月17日)
スチュワーデスは外見より中身
「最近のスチュワーデス(空中小姐)は前ほど美人じゃなくなった」
乗客たちはこう感じているらしい。美人が集まらなくなったからではない。
航空会社の選抜基準がより現実的なものに変化したということだ。
中身重視は国内航空会社だけでなく、外国の航空会社にも見られる。
先日カタール航空が上海でフライトアテンダントを募集した際、従来の
身長制限を緩和し、158センチメートル以上と改めた。最も重視し
たのは、英語能力で、次にサービス態度、姿勢や物腰のよさで、容貌は
第四位であった。
以前航空会社は美人を持ち上げ、スチュワーデスが美人でなければお客様に
申し訳ないといわんばかりであったため、皆美人コンテストの優勝者ばかり
のようであった。それが今では外見よりも中身や能力を重視するという意味
では人材評価の基準が良い意味で変化したということであり、安全やサービス
という乗客のニーズに即したものだといえよう。(『羊城晩報』2004年11月11日)
家政婦は北京を敬遠
北京華夏中青家政服務公司では住み込みの家政婦の給与を新人で月500元と
決めている。二ヶ月目以降は550元に上げることもある。一年ほどの経験者
では600元〜800元からスタートするという。これに比べて上海は賃金水準
が高く、経験豊富な家政婦の月給は1000元から1500元にもなるという。
済南(山東省)では少し能力のある家政婦なら、800元から1000元は
もらえるという。安徽省や河南省の労働力派遣機関でもこうした状況から
「北京でも故郷でも稼げる額は変わらないのだから、わざわざ遠くまで
故郷を捨てて出て行く必要はないのでは」と認識している。
北京は今年の初めに四川省のある部門と連携して3万8000人の「川妹」
(四川省出身の若い女性)を北京に迎える計画を立てたが、実際は60名しか来
なかった。この事実について、四川省の駐北京労務管理所の主任は「多くの家政
サービス会社から求人が寄せられるのですが、私としては紹介しづらいのです。
なにしろ北京ではあまりに給与が低いですから。」と語った。
(『法制晩報』2004年11月11日)
北京で家を買う外国人
ある統計では北京には四万人の外国人が住むという。その殆どが賃貸
住宅に住んでいるが、外資銀行の住宅貸付業務の拡大は外国人の不動産
投資の伸びを反映しているようだ。
東亜銀行の作宅資金貸付部門では顧客に占める外国籍の個人の割合は
四割にも上るという。高価な物件では一平方メートルあたり二千米ドル
もする高級別荘から一万人民元前後のホテル式アパートや高級アパート、
七千元から八千元の一般的な団地まで、彼らの周辺環境や付帯施設に対する
要求は高い。
国際クラブビルに勤務する林さんはマレーシア国籍。彼女によれば、
北京に不動産を持つ同僚は多く、それも複数持つ人も少なくないという。
彼女自身朝陽公園近くのアパートを持っているが、外にも物件を探している
という。「始めは北京に住む場所を確保しようという気持ちで買うのだが、
その次に買うのは主に投資目的」と彼女はいう。
林さんのような外国籍の人は仕事の拠点が変わりやすい。「上海に転勤になっ
たら、ここの家は時価で売ればいい。損することはまずない」
(『北京日報』2004年11月13日)
人口千人に一人の看護士
中国の看護士は全国で126万6000人、人口千人当たり一人で、この人口比
は世界でも下位から三番目の少なさであることが、11月14日に行われた中華
看護学会95周年大会を取材してわかった。
わが国の病院は一床あたり看護士0.4人と、26年前に制定された規準で人員
配置されている。しかし、この基準さえ一割の病院しか満たしていない。欧米諸国
はどうだろうか。一床あたりの看護士の人数は2人から3人、人口千人当たりの看護
士の数はわが国の3倍である。しかも、中国では大学卒の看護士は全体の10%しか
いない。
医療偏重で看護を軽くみる誤った傾向がわが国にはあると専門家は指摘する。
多くの働く看護士は看護のフルコースを顧みる時間がない。病院側も医者の指示で
働くのが看護士の仕事と位置づけており、病人や病状の観察、介護、心のケア、
リハビリ指導などをないがしろにしているというのである。
(『北京晩報告』2004年11月14日)
古い家電のリサイクルは
国美電器(中国最大の家電販売店)北京連想橋店の洗濯機売り場では、
カウンターの後壁には新品購入者向けに旧い家電の下取り価格が貼られて
いる。カラーテレビ14インチ、16インチ、ウインド型エアコンが100元、
1.5P(六畳〜八畳用)エアコンが150元とある。「下取りを希望する客は
多いですか」と質問すると店員は分厚い帳面を取り出し、「これはこの十数日問
だけの記録です。数百件はあります」と答えた。調べたところ、家電の下取りは
冷蔵庫、テレビ、洗濯機等の大型家電が中心で、小型の家電では中南の吸煙器と
亜都の加湿器以外には下取りをするメーカー、小売店はなかった。ある女性は、
「家には旧式のアイロンや子供のゲーム機、電話器が沢山あって、収納棚を占領
している。まだ使えるから、捨てるには惜しいが売り物にもならない。近々電器
製品を勝手に捨ててはいけなくなると聞いたので、焦っている」という。
国美の吸煙器販売員は、大型家電は引き取って廃棄するにしても、中の部品は
様々な利用価値があり、外も金属なので回収価値があるが、小型の家電は中身
も大したことがないし、外もプラスティックで価値がないから、引き取り手がない、
と語る。
国美電器企画部副部長王力宏氏は、国美が下取りをするのはサービスの一環で、
独白に処理する能力はないので、ただ回収業者と消費者の橋渡しをするのが精一杯だ、という。
販売店、メーカー、回収業者と回収経路はいろいろあるが、どこを通っても最後は
処理機構に集まって処理されるという仕組みになっていくだろうということだ。
(『中国消費者報』2004年11月15日)

|
国際善隣学院|
中国問題研究所|