結婚は職場に秘密
昨今では女性は既婚を職場で隠し、独身として振る舞うのが仕事で成功する
手段のようである。
重慶の某不動産会社社長馮女史は「独身の女性は活力もあり、客を惹き付ける
魅力もある。若くて美しい独身女性であることは業績好調の旗印だが、既婚の
女性は採用する気にならない」と言い切る。職場での競争に勝ち抜くためだけ
でなく、同僚や友人たちと結婚後も気のおけない関係を維持するため、という
のも独身を装おう理由の一つという。「単身逍遥派」からみると既婚女性は
彼女白身ではなく、家庭の代名詞と映るらしい。都会の女性が「隠れ結婚」を
楽しむ場合、良いところもあれば危うい面もある。
陳さんは結婚したことを職場の誰にも言わなかった。ところが会社が既婚者に
対する有利な福利を提供するという時になって、事実に基づいて申請したもの
だから、会社を騙そうとしているとか、不倫に有利なように隠していただのと、
ざんざん陰口をたたかれることになってしまった。「隠れ結婚」は夫の気持ちも
考えなければならない。会社にいる時、妻は様々な理由をつけて夫が職場に
来ることや、電話をかけてこないようにするので、夫はさては浮気でもして
いるのではと疑い出す。
自分を守るための偽装ではあるが、場と程度をわきまえないと誤解を招くこと
になると心理学者は指摘する。
(『新華毎日電訊』2005年7月26日)
農民労務者四十歳
40歳といえば、企業の精鋭たちが高みに上り詰める時期である。しかし多くの
農民労務者にとっては、その年齢は都市での出稼ぎの終わりを意味する。
北京市宣武区の職業紹介所では若くて力のある者は仕事に困らないが、少し歳の
いった労務者にはなかなか雇い主が見つからない。
42歳の張大亮は四日も待っているが職にありつけない。「都会で働くなら若い
うちだね」という。大中都市で、40歳を迎えた労務者たちは都会で切り捨てら
れる悲哀を味わっている。彼らは仕事に習熟し、都会生活にも詳しいが、体力が下
り坂を迎える頃、次々と若者にとって代わられていく。
雇用側は大抵の場合35歳か40歳を年齢の上限にしている。
中には25歳以下と希望する企業もある。北京郊外の某倉庫で雇用を
担当する躍(訳者注:足偏無しの漢字)さんは、「荷物運びの仕事だから、
歳をとっていたら担げるものも担げない」と言う。
ある洋服メーカーの担当者は「一年を通じて夜間の残業があり、細かい
根気のいる仕事だから、体力や手先の器用さがなくなったら役に立たない
よ」と言う。
農村では「20歳になったら山を出ろ、40になったら山に戻れ」というが、
山に戻った農民にも難問が待ち構えている。多くの人たちは農作業ができない。
一から始めるか、ぶらぶらするかのどちらかだ。農村の若者は学校を出てすぐ
出稼ぎにいくために、農業の訓練を受けていない。また彼らは家の稼ぎ手として
大切に育てられ、農業の手伝いをさせられずに育つ。
河南省魯山県金章村で、ある幹部が語った。彼らの村の出稼ぎ帰郷者は30歳〜
40歳代が多い。帰郷後は概ね三つのグループに分かれる。出稼ぎでためたお金
を元手に商売を始める者、農業用車両を購入して運送業を始める者。農業もできず、
仕事もなく、蓄えを少しずつ崩しながら家で子供を見て過ごす者。出来ることも
やるべきことも見つからず、カードや賭博に溺れ、蓄えを使い果たす者。結局の
ところ、帰郷者は農村に不適応なのだ。食べることや着ることにばかり気が行って、
農作業を嫌がる。労働力としては半人前だ、とこの幹部は見ている。
40歳を過ぎた農村出身の労務者が働けないのは、体力の衰えと同時に他に売り物
がないからというのが根底にある。企業は労務者を使うだけで育てない。訓練や
昇進の機会を与えない。いつしか技能も時代遅れになり、若い者に太刀打ちできな
くなる。40になったら都会を去るしか道はない。
有識者は、「40歳前後の労務者となれば都市での経験は10年以上で、一定の
技術や経験があるのだから企業にとっては宝ともいえる。彼らを農村に送り返す
べきではない。何らかの措置を講じて訓練事業を強化するべきだ」という。
40歳の大量還流現象について、ある専門家はこう指摘する。都市は労務者に何の
社会保障もしていないから、病気になってもかかる医者も無く、貧しくても、老い
ても頼れる所がない。そのため仕方なく村に帰るのだ。政府と関係部門は都市の
発展に青春を捧げて来た外来労務者が都市にとどまれるよう、相応の政策と措置を
講じるべきではないのか。
(『市場報』2005年8月19日)
高級家政婦の仕事とは
天津市では「高級家政婦」の免許を持つ13名が誕生した。皆渉外家政学専攻の
大学卒業生だ。
高級家政婦の張さんは起床後雇い主の夫婦に今日の日程を説明、雇い主のために
生活用品などを注文する。その後雇い主に随行して出かけるか、家でインターネ
ットを使い、雇い主のために株式情報を収集したり、メールのチェックをしたりする。
手紙や来訪者を記録し、必要に応じて、英語と中国語間の翻訳をする。数日前に
同行した雇い主の旅行の写真やビデオの編集をしたり、家計状況をまとめる。夕方、
生活家政婦が準備しておいた材料から夕食を作る。お茶をいれ、紅楼夢に興味を
持っている雇い主のために登場人物の解説をする。これが典型的な張さんの一日だ。
彼ら高級家政婦は大学卒以上の学歴を持ち、正規の訓練を受けて認定証を公布され
た者たちだ。礼儀作法、英会話、ペットの飼育方法、家庭経済など26科目を学び、
中国料理、西洋料理に詳しく、二種類以上の社交ダンスが踊れなければならない。
秘書、家庭教師、調理人、お手伝いさんが一体となった家政婦なのだ。雇い主は大
半
が外国人か高級ホワイトカラーであり、値段は上昇中という。
(『今晩報』2005年8月23日)

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