新しい介護制度
上海では新しい試みとして、「自助式(セルフサービス)在宅介護」が登場した。
上海普陀区長風街道では、生活の苦しい人が契約どおり親の世話をするという
契約に署名すれば100元から250元の補助金がもらえる。
大渡河路に住む楊玉華さは78歳で、娘の謝子香は安徽省から帰った元「知識
青年」で、毎月の収入は300元の退職年金のみで生活は苦しく、親の世話
どころではない。そこで始めての「自助式在宅介護」契約者の一人になった。
長風街道はこれまでに239人がこの計画に参加している。こうして「有償
介護サービス員」になった人々は皆就業も難しく生活の苦しい人々だ。これに
対する街道の支出は7万2000元、すべて上海福祉宝くじの売り上げから
出されている。
社区サービスセンター主任の瀋妹芳主任は「父母を大切にするのは当たり前の
ことですが、子供たちの特殊な事情を考慮し、有償で世話をするようにさせる
ことで、責任感も生まれ、困ったお年寄りや独居老人が良質のサービスを受け
られるようになる。世話をする側も収入の増加につながり、一挙両得だ」。と
話している。(『新華毎日電訊』2005年12月24日)
首都の人口抑制
先ごろ開かれた北京市「両会」(人民代表大会と人民政治協商会議の同時開催)で
第11期5カ年計画の中で北京の人口を2010年までに1600万人程度に
抑えるという見解の一致をみた。この数値は北京計画委員会が生態環境の荷重
能力や資源、労働就業などの諸条件から論証したものである。統計によると
北京の常駐人口は2005年に1530万人を越えており、この目標は新たな
挑戦といえる。
北京市政治協商委員の呉江は、現在北京に外地から来ている人々はほとんどが
流動人口であり、彼らを「遊民」にしないように政府は管理強化に努め、常駐
人口を抑制して住みやすく、働きやすい環境をつくるべきだと述べている。
市場原理が多くの地方労働者を北京に集めているのだから、人口抑制にも経済的
手段を用いるべきではないか、というのは趙栄国政治協商委員をはじめとする
多くの代表委員たちの共通意見である。
こうした考えは計画の中で「人口抑制の枠組みを作り上げ、経済、法律、行政、
科学技術などの手段により人口の増加速度を抑える」という表現で盛り込まれて
いる。
具体的には域内の産業の拡大や新都市開発、京津冀都市圏(北京、天津と河北省)
の建設などである。このことは人口抑制政策において以前のような受け入れ制限
などの行政手段よりも経済的手段が優先されることを意味している。
(『工人日報』2006年1月21日)
公的扶助5000万人
民政部副部長李立国は、我国の経常的社会扶助の対象者は5000万人を超える
ことを明らかにした。その主な内訳は都市生活保護、農村の五項目保障制度、
農村特別貧困世帯扶助、都市医療補助などで、生活保護受給者は都市で2200
万人、農村で700万人である。
5000万人という数字には白然災害による緊急援助、生活再建補助対象者は
含まれていない。都市の生活保護は中央財政が専用資金を確保している。今年
1月から農村の五項目保障制度も従来の農村集団扶助から財政扶助に切替えら
れた。全国の農村の五項目保障対象者は570数万人で、すでに320数万人が
組み入れられた。都市の特別困窮者に対する医療補助制度は始まって間もないが、
すでに多くの人が受給している。民政部門は教育や司法、医療、住宅、北方地区の
暖房供給などについても多方面にわたる補助項目を設定している。
(『北京青年報』2006年1月25日)
就職難は続く
昨日国家発展改革委員会の公式ホームページで発表された『2006年就職が
直面する問題と政策建議』の中で、2006年、都市部では2500万人の就職
問題を解決しなければならないのに対し、新たな求人数は1100万人と見込まれ、
労働力過剰は昨年比100万人増の1400万人とされている。
特定の地区、業種、労働力群の就業問題が顕著であり、2006年に新たに出現す
る労働力の60%が農村で生まれ、その大多数の部分が都市部での仕事を求めると
している。同時に大学卒業生は依然として構造的就職難に直面すると予測される。
2006年の大学卒業予定者は全国で413万人と、昨年比、75万人も多い。問
題解決のために国家発展と開発委員会が示した政策は、評価、監督、予測のメカニ
ズムを確立し就業政策体系を構築、問題のある地区や労働力群の就職をサポートす
るというものである。(『新京報』2005年2月14日)
製油業界は赤字に
国家発展改革委員会によれば2005年の製油工業は2004年の208億元の利
益から300億元の赤字になったという。国際環境と国内要因の総合的な影響を
受けて、昨年の製油業全体としては生産能力不足、供給不足、高値維持の状態に
あった。
生産は緩やかに増加、2005年我国の原油の一時加工能力は前年比1400万
トン増の3億2800万トンに達した。加工量は前年比1758万トン増の2億
8622万トンであったが、平均設備稼働率は87%と前年比マイナス1
ポイントだった。
中国石油化工(中石化)と中国石油天然ガス集団(中石油)の設備稼働率は95%
以上で月によっては100%のフル稼働であった。一方、地方の製油工場の設備
稼働率は60%に届かなかった。製品油の生産量は前年比6.2%増の1億
7456万トンで、ガソリン5405万トン、媒油989万トン、ディーゼル油
1億1062万トンである。
需給はほぼ平衡状態にあった。国内消費量は1億6816万トンであり、前年
同期比757万トン、4.7%の増加である。国内生産量は1億7456万トン、
輸入量が360万トン、輸出量が1000万トンで自給率は104%となる。
このうちガソリンの輸出が590万トン、媒油の輸入量が50万トン、ディーゼル
油の輸出が100万トンで、それぞれの自給率は112%、95%、101%で
ある。
しかし昨年夏の台風マーサによる鉄道事故の影響により、北から南への輸送路が
打撃を受けたことと、製品油の価格が不安定なこと、地方の製油所の稼動率が低く、
沿海地方においては製品油の横流しなどが起こったことなどにより、広東地区の
一部では製品油の供給不足がみられた。また、一部のSSでは品切れなども出た
ため、「オイル不足」が煽られて製油業の経済収益は急激に悪化した。
昨年の原油価格は前年同期比トン当たり900元も値上がりし、製油工業全体の
売り上げは1兆元と前年同期比35%増となり、売上総利益は前年同期比マイナス
75%の155億元となったが、製油業全体の純利益は2004年の208億元
からマイナス300億元になった。
このため、貿易赤字は拡大を続け、2005年度の石油輸入量は1億6500万
トンと前年並みであったが、価格の高騰のため輸入額は600数億米ドルと前年比
32%増であった。これに対し石油の輸出は2500万トン(前年比22%増)、
金額にして前年比68%増の100億米ドル近くで、500億ドルの入超であった。
国際石油価格が高値安定したとしても製品油の上昇圧力は収まらず、消費税要因
などにより上昇傾向にあると国家発展改革委員会が予測している。
(『中華工商時報』2006年2月13日)

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