どうする短命な建築物
我国の建築物の平均使用寿命は三十年で、国が標準を五十年から六十年と定めて
いるのに比べ大きな開きがある。しばしば見られる建築物の「早死」を関係部門は
憂慮している。
改革開放以後、建設された建築物の面積は四百数億平方メートル、毎年五億平米
ずつ増えている。管理が悪いため、設計上五十年の寿命の建物が三十年しか使用に
耐えず、資源の浪費を招いている。
建築物の移転、補修、増築、補強の技術は中国では近年になって発展した新興分野
である。先進国では建物の改造工事が建築市場の60%以上を占めるという。
大都市では住宅建設が頭打ちで、改修の需要が増えつつある。都市建設、旧市街の
改造、古い建築物の保護、古い樹木の移植などに補修、補強技術は応用されて
いる。建築物の改造は、平均居住面積の拡大や土地の有効利用に大いに役立つ
ばかりか建替えに比べて費用を30%ほど抑えることができると専門家は指摘
する。(『北京晩報』2006年6月27日)
杭州結婚産業あの手この手
結婚行進曲が流れる中、照明が落とされると無数の蛍が現れ、新郎新婦を照らす。
これは杭州のある婚礼会社の売り出した新しい演出で、人気が出ているという。
ある婚礼企画会社が最近受けた注文はこうだ。新婦は小さいころから白雪姫が好き
だった。婚礼を白雪姫と白馬の王子の恋愛劇に仕立ててほしいというもの。衣装や
道具をそろえ婚礼は舞台となり、お客を楽しませた。
ウェディングドレス姿の花嫁が突然可愛い女の子になって新郎を蹴り飛ばすと、
飛ばされた新郎が空中でもがくというのは、杭州の写真店が売り出したユニークな
結婚写真の一つだ。こうしたギャグ写真はネット友達に大好評だ。
「伝統的な婚礼衣装は画面上は美しいが、個性に欠けるし、背景やポーズもワン
パターンだ」という陳さんはギャグ写真のファン。「今年は結婚の当たり年。婚礼
産業も競争が激しいため他と違ったサービスが必要です。」とある婚礼会社の
責任者は言う。(『新民晩報』2006年6月26日)
自殺志願が増える理由
昨年ハルビン市消防局が救助した飛降り自殺志願者は週平均二人、年間百人を超
えた。それが今年の四月以降は毎日一人のペースで、消防局の負担は大きい。
岳増軍はハルビン市消防支隊の一貝。任務の七割は自殺志願者の救助で、「説得
名人」の異名を誇るが本人は苦笑する。ある女性が高層ビルから飛び降りようと
した時、岳増軍が近くまで登って四時間に及ぶ説得の末救助に成功した。言葉
一つ、動作一つが女性の感情を刺激するため、極度の緊張とストレスを受け、救助
後は全身の力が抜けたという。
自殺志願者の多くは本当に飛び降りる気は無いと言う。それでもわからない
以上は、はしご車とマットを用意し、二十人の戦力を派遣する。繁華街や交通量の
多い場所の場合は付近の中隊の応援も頼む。救出には長い時間を要し、途中で管轄
区域に火災が発生することもあり、指揮センターは他の区域に応援を要請することになる。
ハルビン市心理衛生センターの張聡沛教授は、飛び降り自殺志願者には三つの
タイプがあると説明する。死ぬことしか頭になく、消防隊の到着を待てない
タイプ。二つ目は絶望しているが、気持ちが揺れて決心がつかない状態にあり、
対決すると本当に飛び降りてしまうかもしれない。こうしたタイプは専門の
カウンセラーや家族の説得、注意力を他にそらすなどして解決すべきである。
三つ目は全く飛び降りるつもりのないタイプ。問題を解決できず極端な形で社会の
注目を集めたいタイプ。自殺志願者の増加は、現代人が直面する社会的圧力、生活上
のストレスが増加しているという背景がある一方で、「飛び降り」という言葉が
度々報道されることにより、問題解決の一つとして人々に暗示を与えているという
側面がある、と張教授は説明する。(『黒龍江日報』2006年6月22日)
答案に受験競争批判
「星は自由な空でこそ輝くが、地上に落ちれば冷たいただの石でしかない。学校は
生徒の点数だけを見て、心理や思想には全く理解を示さない。」河南省南陽市第八
中学の卒業生蒋多多が大学受験の際に答案に書いた抗議文だ。彼女は答案の密封線
外にペンネーム「砕心飛魔」と記し、全ての答案に二色のペンを使うことにより全
教科零点を望み、社会の関心を引き起こした。
取材に答えて蒋多多は語る。中学一年生の頃は学習意欲が旺盛だった。毎日勉強に
励み成績は常時クラスで十位以内だった。高等中学に上がってから、プレッシャーに
喘ぐようになった。「特に高二の時、食事後何分以内に教室に入るようにと決め
られ、自習時間すら先生が監視した。少しの自由もない囚人同様。先生の批判が怖く
て、勉強したくないけれど勉強しているふりをしていた。」勉強が嫌いになり
「造反」を考えた彼女は受験の前夜、挑戦を具体化し、抗議文の草案を練った。
「現代には受験のために自殺や殺人が起きる。生徒たちに受験をあまりに重要視
させるべきではないと教育部門に訴える。現在の教育方法には様々な問題がある。」と。
社会科学院副院で社会学者の劉道興は、教育制度の改革は社会全体が関心を持って
いる問題であり、多くの専門家が研究をしている。かかる複雑な社会問題は一人の
高校生が解決できる問題ではない、彼女のやり方は自分の権利を放棄するようなもの
だと述べた。
鄭州一二三五五青少年の権利保護および心理相談センターの袁林方主任は、「青少年
が気持ちを理解して貰えない時、偏った心理状態がある状態に達すると自分や社会
を害する行為に及ぶことがある。彼女は自分を傷つける方法を選んでしまった。」と
述べた。(『京華時報』2006年7月2日)
危険なサッカー賭博熱
サッカーワールドカップの期間、広州の多くのバーではサッカー観戦で多くの客を
集めた。多くの客が観戦しつつ携帯電話で話している。内容は「××チームに××
元」というものだ。、茶芸館やコーヒー館、レストランでも賭けている。刺激を
求める人々を引き付けるために、地下の胴元も様々な手を考えている。勝敗だけで
なく、最初にゴールを決める選手、アルゼンチン戦でマラドーナの姿は中継カメラ
に捕らえられるか、キックオフはどちらのチームか、果ては選手の髪型まで賭けの
対象となる。
警察の取締りを逃れるため賭けの方法も技術も日進月歩だ。インターネットの普及
によって、広州で最も流行しているのは「走地盤」である。試合の進行に合わせて、
賭け金や賭け率が変わるというもので、刺激的だがリスクが高い。インターネットで
参加するもので、全試合、前半だけ、後半だけ、イェローカードの枚数などが賭けら
れ、同点の場合はPK戦だけに賭けることもできる。試合開始前から賭けることも
でき、試合終了まで受け付ける。
これらのほとんどが国外のサイトの中国語版である。サイトのユーザーアカウントは
国内の胴元たちが知り合いに配り、更に知り合いを呼ぶ形で増えている。一人が賭博
のアカウントを取得すると、友達や同僚など多くの人がそのアカウントで参加する。
国内で果たしてどのくらいの人々がこのような非合法な賭博行為に参加しているのか
把握するのは難しい。ある元締めによれば、サッカー賭博が盛んな広東省では県級の
市には必ず国外の賭博宝くじ会社の代理がいるという。(『新華毎日電訊』2006
年7月6日)

|
国際善隣学院|
中国問題研究所|