ホワイトカラーの七割が過労
今年のメーデーに登場した新語「過労模範」。1日平均労働時問10時間以上、
休日なし、睡眠不足、食事の時間も不規則という。北京や上海等の四大都市
の調査ではホワイトカラーの七割がこの「過労模範」という。
毎晩12時北京のCB(中央商務区)では各ビルの入り口に残業後帰宅する
ホワイトカラーを狙って客待ちのタクシーが列を成す。高学歴、高収入、
高職位、中間層、中産階級、中堅の「三高三中」で形容される「模範的加重
労働者」の仕事の負担は「敬業」の域を遥かに超えている。
職業に対する目標が高すぎること、期待したほど見返りがないのは自分の努力
不足だと思ってしまうことで悪循環に陥りがちだと職業コンサルタントは分析
する。専門家は、このまま放置すれば「過労死」に陥るケースもあると警告する。
(『北京晨報』2007年5月8日)
貧困県、驚きの政策
2007年から海南省昌江黎族自治権は職業教育に「四免一補一包一助」の政策
を実施した。財政収入が僅か2億元の昌江県が毎年数百万元を割いて職業高校の
学費、寮費、通信費、教材費を免除し、生活費を補助し、普通高校や専門学校に
進めない中学生や農村の職業訓練生を受け入れ、卒業後は就職の世話をすると
いうのである。この政策には一定の強制力があり、立法によって高校に進めない
全ての青少年に職業技能訓練を保証する、と共産党県委員会の王青副書記は
青少年の教育にかける意気込みと決意を表明する。
2006年9月、県城から最も遠い貧困地区から269名の黎族の生徒が勉強
のため県城に来た。学習費用だけでなく食事、宿舎、入学費用も県が百万元
かけて負担した。昌江県の今年の教育予算は8000万元で、年間財政予算の
15%を占めるといる。
(『中国青年報』2007年5月14日)
2億を脅かす職業疾患
統計によれば2006年までに67万余例の職業病が報告され、中でもじん肺症
は累計死亡者数14万余人という。中国疾病予防抑制センターの李濤氏は「中国
では職業健康検査が普及しておらず、職業疾患の監督、検査体制が不備なため、
このデータは実際の患者数よりも相当少ないものであろう。全面的な調査も
難しい。」と述べる。
広く取り上げられるデータの一つに、中国で職業疾患の危険因子を持つ人口は
二億人というものがある。内訳は農村から都市へ出てきて働く労務者が1億人、
地方の郷鎮企業に工業労働者として留まる1億人の農村労働者の職業疾患の危険
に関わる状況はとても複雑で予測しがたい。
職業疾患のリスクは中小企業、とりわけ個人企業に高い。職業疾患の増加は家庭
や地域、ひいては社会全体の安定を揺るがし、国際的にも悪い影響をもたらす。
労働問題を理由に反ダンピングや中国製品の輸入規制を打出す国もある。関係
部門の試算によれば、職業疾患や労働事故による毎年の直接的経済損失は1000
億元、間接的損失は2000億元に上るという。職業疾患の予防対策や労働者の保護
の成否は労働力資源の成長だけでなく経済の急速な発展の鍵を握ると衛生部
衛生監督局の蘇志副局長は述べている。
(『瞭望』2007年19期5月20日)
一人っ子違反に罰金130万元
湖南省人口計画生育委員会は違法な出産に関する調査によって金銭による計画
外出産、つてを利用した違法出産、」省外で隠れての出産、法律を無視した強行
などのケースを見つけ出した。中でも漣源市の双龍炭鉱の炭鉱主のケースでは14年間に
2男3女の5人も出産しており、同市の社会扶養費徴収管理局は同人の収入に応じ
120万元という社会扶養費の徴収命令を下した。昨年10月、双龍炭鉱事故で
炭鉱主は失踪し、命令は執行されていない。
(『広州日報』2007年5月11日)
悲劇は防げたはず
5月8日から17日の短期間に清華大学、北京師範人学、人民大学という学問の聖地
で5人の学生が飛び降り自殺をした。悲劇の頻出は社会に衝撃を与えたが、専門家
は、悲劇は防げたはずであると考えている。
北京工商大学の林永和教授によれば、4月、5月は確かに学生が最も危うい時期で
あり、2000年以来北京の大学では同様の事件が起き、毎年2名以上が亡くなって
おり、大学の秩序にも影響が出ているという。
学生が命を絶つという苦しい選択をする前には多くのサインが出ているはずだ。
教師や学友がそれに気付いて何らかの介入をすれば悲劇は減らすことが出来ると
いう。精神的な問題を抱えていても心理相談室が相談記録をもとに休学や退学を
求めることを恐れ相談しない学生がいることは残念だ、とカナダ生まれで中国在住
20年の費立鵬博士。
学生2千名から5千名あたりに専任の心理カウンセラーを1名配置するよう要請
されているものの、北京では約70万人の学生に対しカウンセリング担当教師は
108名に過ぎない。また規定では学生は1人当たり10元以上のカウンセリング
費用を支払うことになっているが、実行している大学は少ない。また多くの学校で
道徳を教える教師がカウンセリングを担当しており、「専門外も甚だしい」という。
犠牲者を保護し、過剰報道で模倣を招かぬよう細かい報道は慎むべきだ。報道が
すべきは人々の自殺に対する認識を高めることだ。
(『中国青年報』2007年5月21日)
無錫市の水危機で
太湖での藍藻の大量発生は珍しいことではない。だが、5月29日から突然その藍藻
が無錫市民の生活を脅かす存在となった。腐乱した藍藻の臭いが水道からしたのである。
気温が30度に達する夏日に水道の出ない都市など想像できない。
江南大学の講師劉敏女史は5月30日の朝報道で飲用水に問題が発生したことを
知った。迅速に事実を公表したことにより、市民は早く対策に着手でき、デマの蔓延
を防ぐことができた、と彼女は考える。政府は情報を止めることはしなかった。
情報は市民から政府へ、政府から市民へ流れたため、情報は信用され、パニックを
防ぐことに役立った。
政府は藍藻対策に全力をあげると同時に、純水の供給に力を注ぎ、交通路を確保して
周辺の都市から水を運び入れた。生活保護世帯の水代は政府が負担、学校や老人
ホームの水は関係企業が請負った。
藍藻は今回の水危機の原因のもとである。多くの専門家がさまざまな対策を打ち
出し、最終的には清華大学の張暁健教授の提案した方法が臭いの除去に成功、
水道水の水質問題は好転している。
(『光明日報』2007年6月4日)
百歳以上が680人の上海
上海民生局が発布した上海市老年人口統計によれば昨年末現在で、上海の戸籍人口は
1,368万0,800人、その内60歳以上が275万6,200人で総人口の
20.1%。100歳以上は680人で昨年比80人増。女性は540人、男性は
140人という。
100歳以上の多い地区は浦東新区、徐匯区、南匯区で、最年長は静安区曹家渡の
曾楽君さん、1898年4月12日生まれである。
老人だけの世帯人口も、昨年末78万7,200人と2004年に比べ7万7,600人
増えた。うち一人暮らしの老人が17万2,400人で6,800人増えている。
(『解放日報」2007年5月17日)

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